Gurnard Murmured

とりとめもない話、そのすべて

ぽえむ 011

毒みたいな愛を語って

醒めない夢を手繰り寄せて

舌を這わせた首筋に

嘘のつけない莫迦の味

寝具に沈む紅色の頬

 


堕落が蔓延する

時計の針は動かない

 


堕ちていく

溶けていく

解けていく

 


永遠の僕ら

 


孕ませたのは目の無い寝子

産み落としたのは鳴かぬ戌

嬌声に眩暈がして

藪から棒に突き刺して

肩を喰む 耳を喰む

 


恍惚のヴィーナス

時計の針はとうに朽ちた

 


堕ちていく

溶けていく

解けていく

 


永遠の僕ら

 

ぽえむ 010

中央線 沿線

陽の当たらない

ワンルーム

放物線 全然

描いていない

キャッチボール

 


朝が来るまで

夜が来るまで

汗まみれ

泡まみれ

踊ってる

踊ってる

 


だんだん勘違い

していく

だんだん錯覚

していく

 


君のストーリー性

もない身もふたもない話

 


ミラーボール

ミラーボールの

裏側に書かれた

 


君のストーリー性

もない身もふたもない話

 


だんだん勘違い

していく

だんだん錯覚

していく

 


僕らのストーリー

僕らのストーリー

ぽえむ 009

揺れるカーテンひるがえり
いくつもの思い出が溢れてく だけど
柔肌に落ちた傷跡なぞり
意味知ることもなく ただ見つめてた
胸に残ったこの思い
伝えられず去る君の背中に そっと
触れられたなら これからを
生きてゆく 勇気を持てるのかな
 
過ぎ去った時間だけが
二人を繋いでも
痛みを分かち合えずに
本当の言葉さえ 聞けずにいたんだね
 
愛だなんて 言えないきっと
わからない 君のことばかりで
優しかった あの日のハンカチだけ微笑みかけてる
 
頬を撫でる夏髪の
香りにまどろんで夢みたい
 
いくつも失ったけど
遣る瀬無い思い出も
もう一度会いたいんだと
願う それだけを今も夢みて
 
さようならは 言えないかな
演じてる道化師の顔して
優しかった あの日の教室には声だけ響いてる
 
興味ないだなんて強がってた
嘘つきで独り善がりの君
優しかった それは知ってたけど笑顔は悲しく見えたよ
巡り巡ってく 季節を超えて
いつの日か 桜の咲く頃に
不器用でも笑われちゃってもいい また名前読んで
 
 
 

youtu.be

 

 

魔王魂様より「アフレラ」のメロディをお借りしました。

幕末志士制作のフリーゲーム「キリザキ君は。」をモチーフにしております。
利用規約読み込んで幕末志士はフリー素材宣言してるのでおそらく大丈夫なはず…)
 

ひとりごと集 002

・お茶が好きなので日がな一日お茶を飲んでいる。コーヒーも含む。取り憑かれたようにお茶ばかり買ってしまう。家に緑茶も紅茶もコーヒーもハーブティールイボスティーもほうじ茶もあるのにまたお茶を買った。お茶、お茶、お茶。ぼくの血液がお茶になる日も近い。

 

リルケの詩集を読んでいる。そういった類のものを読んだことがなかったので読んでいる。形から入りたいので赤ワインとか飲みたいけどワイン飲めないのでやっぱりお茶を飲んでいる。

 

・デジタルデトックスをするためにいろいろと活動していたら疲れて体調を崩した。一息吐くためにお茶を飲んでいる。

 

・あまりでなくなっていたけれど、最近過呼吸を起こすことがしばしばある。一息つくためにお茶を飲んでいる。

 

・もしかしてカフェインの過剰摂取なのでは。

ぽえむ 008

まるで脚を千切られたよう
地に足つけて歩いてきた つもりだった
グラス 濡らす 水滴が
情けない顔した男を映して
 
悔しくて揺れる声が 苦しくて震える喉が
本当を歌っても 説得力ないね
じゃあひとつ お願いだよ
明日もここに来てよ お願いだよ
 
目に見えない 得体の知れない
口の裂けたモンスターが ほらすぐそこまで
振り切って逃げた先に 罠があって
物語はここでおしまい そんな寓話
 
明日は愛してくれる? 明後日は?
本当にしてほしいこと 言えっこないね
だからひとつ お願いだよ
最期に味方であってほしい お願いだよ
 
最終列車の過ぎ去ったホームに着いて
取り残された僕だけ生き残る未来があればいいのに
 
悔しくて揺れる声が 苦しくて震える喉が
本当を歌っても 説得力ないね
じゃあひとつ お願いだよ
明日もここに来てよ お願いだよ

ぽえむ 007

明日の花が咲く

心の底 どろどろとした

あれもそれもこれもどれも

積み重なった花弁

 

過去と未来の僕らを

ひとつずつ裁いてもキリがない

1000年生まれ変わって

誰に赦しを乞う

 

行けよ 歩いて

進めよ 笑って

 

君の明日を祝福する

 

星が幾千無数に散って

それさえ喜びに変わるのだから

進めよ 僕ら いつの日も

 

行けよ 歩いて

進めよ 笑って

 

さざれ石に 躓こうとも

ひとりごと集 001

・古のインターネットにおけるテキストサイト的なブログをやりたいと思っていたけれど10年もツイッターをしていると短文しか思い浮かばないのでひとりごとの寄せ集め記事にしてみようか、の試み。

 

・ZIKKAから帰宅した。少し長めに滞在して、ぽへむを載せるための写真を撮ろうと息巻いていたのだけどのっぴきならない事情によりそれも叶わず、まあ、暑くて出かけるのもしんどいし、また今度で。

 

・ZIKKA近くにひまわりがにょきにょき生えていた。ひまわりを見るたびに「むーぎわーらーのー ぼうしのきーみが ゆれたまりーg あ、マリーゴールドだったわ」と思う。

 

・ZIKKAのネコチャンはまいどまいど全力でぶん殴ってくる。小さいけれど実にたくましい。

 

・一般的に百人一首をみんなどの程度好きなのかは不明だけれど、百人一首が少し好き(好きなものを堂々と好きということに遠慮してしまう病気発動中)で、マイ百人一首欲しいなあと思いアマゾンで買った。一枚一枚ニヨニヨしながら眺めたいと思う。たぶんだけどちょっと使い方が違う。

 

・デジタルデトックス中の話。ブログを更新しといてデジタルデトックスもなにもあったもんじゃないがスマヒョを弄る時間を減らしている。SNS一生見ちゃうから。走馬灯がツイッターのタイムラインになりそうだったから。でも別にもうネットと距離を置く!!!っちゅーわけでもないので御用があればお気軽にご連絡ください。

 

・そんな話をしていたら百人一首が届いたので開封の儀をしてきます。