Gurnard Murmured

とりとめもない話、そのすべて

12月18日 PM4:23 公園にて

「そうやって、

いつもいつも

君はしょうがない奴だ」

 


って、君が言って

 


笑った

 


雪が降るだろう

あと少し、冷えたなら

 


手が届きそうな低い空

 


シーソーを

ぎったん、ばっこん、

ぎったん、ばっこん、

ぎったん、ばっこん。

 


僕の命と君の命で

ぎったん、ばっこん、

ぎったん、ばっこん、

ぎったん、ばっこん、

 


ぎっ

 


「あ」

 


「あ」

 


「あれ」

 


自販機のライトが

一瞬消えて、点いた

 


「幽霊かも」

 


「幽霊じゃないよ」

 


「わからないよ」

 


「君のことも

よくわからないよ」

 


シーソーが水平になる

 


「ほらね、だから

いつもいつも

君はしょうがない奴だ」

 


ぎったん、ばっこん、

ぎったん、ばっこん、

ぎったん、ばっこん。

 


僕の命と君の命で